スマートフォンやタブレットがあれば、いつでもどこでも学べる時代になりました。
映像授業は、効率よく知識をインプットでき、繰り返し視聴も可能で、時間の自由度も高い学習手段です。実際、うまく活用して成果を出している生徒もいます。
それでもなお、多くの中学生・高校生、そして保護者の方が「対面授業」を選び続けているのはなぜなのでしょうか。
その理由は、学習が単なる「知識の取得」では終わらないからです。
勉強の壁は「分からない」より「ズレている」こと
学習で本当に怖いのは、「まったく分からない状態」よりも、
分かったつもりで進んでしまうことです。
映像授業では、自分のペースで進められる反面、
理解が浅いままでも次に進めてしまいます。
・公式は覚えているが、使いどころを誤っている
・解説を聞くと分かった気になるが、いざ解くと手が止まる
・なぜ間違えたのかを自分で説明できない
こうした「理解のズレ」は、本人が自覚しにくく、放置されがちです。
対面授業だからできる、理解のズレへの即対応
対面授業の最大の価値は、
理解のズレをその場で修正できることにあります。
講師は、
・生徒の表情
・ノートの書き方
・問題を解くまでの時間
・質問の内容やタイミング
こうした細かなサインから、理解度を判断します。
「ここ、少し怪しいな」と感じた瞬間に立ち止まり、別の例で説明したり、考え方を言語化させたりする。この即時性は、映像授業では再現が難しい部分です。
表情・反応・緊張感が学習の質を変える
学習の成果は、内容だけでなく環境にも大きく左右されます。
対面授業では、
・講師と目が合う
・周囲の生徒が集中している
・「今ここでやる」という緊張感がある
この空気感が、自然と集中力を引き出します。
特に中学生・高校生は、「一人だと気が緩むが、場があれば頑張れる」
というタイプが非常に多いものです。対面授業は、勉強せざるを得ない環境をつくることで、学習の質そのものを底上げします。
受験直前期に重要になる「学習管理」
受験が近づくにつれて、「何をどれだけやるか」が結果を大きく左右します。
しかし、
・不安から手当たり次第に勉強してしまう
・苦手を避けて、得意ばかりやってしまう
・計画を立てても、修正できない
こうした状況に陥る生徒は少なくありません。
対面指導では、生徒の理解度と進度を踏まえながら、今やるべきことを整理し、優先順位を明確にすることができます。努力の方向を間違えないことは、直前期ほど重要です。
精神面の支えは、学力と同じくらい大切
受験期は、成績以上に気持ちが揺れる時期です。
・模試の結果に一喜一憂する
・周囲と比べて焦る
・「本当に間に合うのか」と不安になる
こうした不安は、勉強の手を止める原因にもなります。
対面での声かけや表情の変化への気づきは、生徒にとって大きな安心材料になります。
「今の取り組みで大丈夫」
「ここまでよく頑張っている」
その一言が、次の一週間の学習量を左右することもあります。
佐々木塾として大切にしていること
佐々木塾では、対面授業の価値は「教えること」だけではないと考えています。
理解のズレを見逃さず、学習の方向性を整え、不安を抱え込ませないこと。
効率だけを求めるなら、映像授業という選択肢もあります。
しかし、一人ひとりと向き合いながら学習を積み上げていくことにこそ、
対面授業の意味があると考えています。この時代だからこそ、人が人を支える学びの形を、大切にしていきたいと思います。

