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佐々木塾ブログ : 新着情報: 2020年1月

書くということ(4)現在進行形を実況中継

 さてM君のその後と今です。1学期の終わりには通知表を見せてもらいました。4年生3学期に比べて「よくできる」の数が飛躍的に増えたとのこと、また担任の先生からのコメントも「M君の字がどんどん丁寧上手になっていくの見てうれしく思いました」というものでした。その後2学期もほぼ毎日書写を続けていました。学力を伸ばす秘訣は継続です。ピアノであれ、スポーツであれ上達するためには毎日短時間の集中的な練習を相当期間にわたって継続して行うことです。これは頭の良しあし遺伝を越えるものになるはずです。M君は4月から書写を続けています。お母さまの助けもあってかもしれませんがともかく継続できたのです。そして成果も出たのです。2学期が終わったらまた報告します

 二学期も終了しました。M君はここまでに9か月くらい書写を続けました。あと3か月で1年です。その間いろいろ成功体験を積み重ねられたようです。二学期の通知表も「よくできる」の個数を一学期よりもさらに増やしました。担任の所見欄には一字一字丁寧に書くことや間違いを直すことなど基本をしっかりやったことが成果を出しそしてM君の自信につながったことが書かれていました。M君がやったことは書写と計算練習がほとんどです。計算練習や書写をやっても大して頭を使うわけじゃないし考える力をつけるうえでほとんど役に立たない。だから文章題とかもっと難しいことをと考える人は多いと思います。しかし、小学3,4年で計算、漢字、書写になじんだ子は不思議なことに10年後世間では合格することが難しい大学に進んでいるのです。佐々木塾の経験からの話です。M君も少し遅れてのスタートですがきっと先輩たちの例にたがわず難関大学に行くのではないかとみています。

 さて次にM君は何を目指せばいいのでしょう?私はずばり読書だと思っています。小4までは語彙は3千ないし4千語、5年、6年の高学年では年に6,7千語ぐらいも覚えていきます。中学受験にしっかり取り組んでいる子は年に8.5千語も獲得します。語彙の数=学力だと思います。語彙数の多い子で低学力の子はいません。小学校後半は生活経験も広がってきますし、自然や社会に着きても少しづつわかってきます。知的好奇心も旺盛になります。この時期をゲームやテレビに時間を奪われるのはあまりにも惜しいことです。学力の土台は言語能力です。本に興味を示さないで高学力の子はめったにいません。教師が使用するのも教科書が使用するも参考書が使用するのも言葉です。その言葉がよくわからないとしたらどうでしょう。語彙力の乏しい子は知的発達の領域もあまり広がらずその速度も遅くなります。子供を賢くするには読書は不可欠です。

 M君の成功体験を一緒に味わえて大変良かったと思っています。年賀状でも書きましたが人の幸せをお裾分けしてもらうのが我々のような塾教師にとっては最大の幸せなのです。M君の成功体験を一過性のものにしないためにも更なる高みを見据えることが必要なのかもしれません。「書くということ」長きにわたって続けてきましたが、今回で終了とします。こんどM君について書くときは本好きになったM君を追えればと思っています。

寒中見舞い申し上げます

 今年の年賀状をそのまま掲載する。

寒中見舞い申し上げます
「多事多忙につき心外ながらも音信を欠いた。(略) 年賀の手紙も遅れ謝罪申し上げる」かの郵便制度の父前島密こんな言い訳をしている(天声人語) これに意を強くしてというわけでもないが今年も年賀の期間を過ぎての投函となった。

 去年から自転車の年間目標を一万㌔に縮小しその代わり歩き1千㌔加えた。1万㌔の中身も年々様変わりだ。一日のロングライドで数字が稼げなくなってきた。ミドルライドでコツコツ稼いでいる。昔は対等以上にやりあえていたロードサイクリストとの競り合いも負けることが多くなってきた。(相手はロードこっちはクロスだけどね)

 歩き1千㌔はNHKの「骨活のすすめー自転車よりもランニング」を見て決めた。骨が適度に地面と接触しないと骨粗しょう症になりやすいらしい。さらに「骨芽細胞」が活性化すれば記憶力・筋力・生殖力を若く保てるということだ。

 歩き1千㌔を加えたせいで妻とのお出かけが増えた。妻はお出かけ着物と覚悟を決めたようだ。以前時間のかかっていた着付けも最近は速くなってきた。妻の着物生活応援するつもりだ.(和装の麗人(?)と一緒に歩くと結構ドキドキするもんだよ男って)

 塾に話を転じると今年はすでに推薦で早稲田・中央の合格者が出ている。一般受験組も国立医学部や東工大など優秀な人が大勢いて楽しみだ。もう一つのm凛中学受験も粒ぞろいだ。

 この年齢になってくると自分から幸せをつかみに行くのではなく誰かの幸せのお手伝いをしそのお裾分けをいただくことが生きがいになっている。やや尻切れトンボではありますが今年もよろしくお願いします。

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