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佐々木塾ブログ
小論文実況中継(6)
自然を観念で考えるのではなく、体験を通して理解することで、虫だけでなく樹木にも存在理由があるということを筆者は言っている。
私は、春に花のミツを集めに来たハチが増えて、さされてしまうのではないかという不安があった.。そのためハチの存在理由がわからなくなってしまった。しかし、あるテレビの番組でハチの生態について話していた。ハチは、近づくと毒ばりでさされるという考えが世界中に広まっている。しかしそれは巣を守るための防えい体勢であり、主な活動や自然で行っていることはほかにあるということを学んだ。例えば、ハチは花のミツを巣に運ぶことが主な活動だが、その際に、ハチの体に花粉がつく。その花粉が体から取れ他の花に移に受粉するなどといった役割を自然界で果たしている。
このことから私は、ハチは害虫ではなく、自然界で果たしている役割があることが分かった。人間はイメージだけでは、生物を本当に知ったと言えなく、体験を通すことで本当に知ったと言えるのではないかと思う。
講評 驚きました。すごく上達しています。特に一段落の意見のまとめ方と最後の結論部分の書き方、また、ハチが受粉にかかわっている具体例など、かなりの得点が見込めます。しかしその一方で、惜しいのが真ん中の文章の日本語です。内容はこれ以上にないほどよくできているので気にする必要はありません。しかし、細かい日本語の語彙や文法などで減点されないようにしたいものです。
実際の本番でこうした間違いを減らしていくためには、自分の書いた文章を何度も読み直すことです。そのために読み直せるだけの時間を確保しましょう。この問題は45分で読み書かなければいかないので、かなり時間が少ないです。そのため1問1問に丁寧に時間をかけているわけにはいきません。しかし、そうした状況でもミスを減らし、より高得点狙いに行くためにはメモを取ることが重要なのです。どんなメモか。それは、筆者の意見を短く並べて整理することです。「自然を観念で考える<自然を具体的に感じる」
「自然に無理解」 「不快害虫」 「虫や樹木の存在理由」本番の試験でこのようなメモを取って、あとは接続詞でつなげるだけという準備をしましょう。こうして頭の中で文章を組み立てながら、実際に書いてみることで、相当の時間短縮につながります。このような訓練は今の時期からもっとしていきましょう。
では、具体的な文章の改善のアドバイスをしていきます。
私は、春に花のミツを集めに来たハチが増えると刺されてしまうのではないかと不安になる。そのためハチの存在理由がわからなくなってしまった。しかし。あるテレビ番組でハチの生態について話しているのを観た。そこでは、ハチは近づく人間を針で刺すという誤解が広まっているが、それじゃ巣を守るための防衛本能である。これは自然界では当然のことである。また、ハチは花のミツ巣に運ぶことが主な活動だが、その際にハチの体に花粉がつく。その花粉が体、他の花につくと受粉する。このように自然界で重要な役割を果たしている。
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2021年11月17日 14:03
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論理エンジンって?(英語編)その1
では論理エンジン英語の2本の柱を説明する。一つはかっこ付けである。句、節を見つけたら大、中、小、微かっこをつけていく。これは今では同じことをやっている人をたまに見かけるが佐々木塾が最初であったと信じている。さらに手が込んでいるのはかっこには色を付けることだ、齋藤孝さんの「3色ボールペンで読む 日本語」という本があったがそれよりもずっと早く3色ボールペンを使っていた。齋藤さんの「大事」に赤、「まあ大事」に青、「おもしろい」に緑とは違い、こちらの3色は「名詞句・節」に黒、「形容詞句・節」に赤、「副詞句・節」に青色でかっこを付けるというものだ。
黒は名詞なので主語、目的語、補語、前置詞の目的語、同格などになる。赤は形容詞なので名詞を修飾する。前から修飾するものと後ろから修飾するものとがあるがこの後ろからのものに赤かっこを付けるのだ。それと連語で補語になるっている連語にも赤を使う。青は副詞なので名詞以外、つまり動詞、形容詞、副詞そして文全体を修飾する。赤のように名詞の直後につけるのと違い、青は被修飾語の前後どちらにでもつく。以上がかっこ付けの要領となる。
もう一つは5文型だ。生徒などに聞くと学校での教え方は至極あっさりしたものらしい。しかし佐々木塾は違う。徹底的に5文型をやる1000文以上の例文でこれでもかという具合に鍛える。5文型を知らずしてどうやって精読するのか佐々木には謎だ。スラッシュリーディングとかパラグラフリーディングは速く読むのには確かに効果的だが5文型をしっかりわかってから身につければその効果は何倍にも膨らむと考える。佐々木塾英語指導法である。ここまで書いてきてハタと気づいた。論理エンジンと名付けた意味が分からないと言われそうである。その説明をしていきたい。
2023年5月26日 14:20
佐々木塾の20年
20年を振り返って少し自慢させてください。一つは通ってくれている生徒さんの通塾地区が多岐にわたっていることです。国立、国分寺はもちろんですが、府中、立川、小平、武蔵小金井、杉並区、中野区、練馬区、日野、八王子、福生、瑞穂町、川崎、相模原、上野原、などから通ってもらっています。このこじんまりした個人塾の割には広範囲から通ってもらっているなあちうのが正直な感想です。自慢ではありませんが佐々木塾の専門性をご理解いただいているためと勝手に解釈しています。
もう一つは兄弟率の高さです。先に豈(姉)が入塾し1,2年遅れて弟(妹)が追いかけるように入ってくれる。おそらく兄弟率は
50%を超えていると思います。通っている時期が被らないならもっと高いかもしれません。これも佐々木塾の質を認めてもらえている証拠だと思っています。
さらに特筆すべきは一人の生徒の通塾の長さです。これまで小学4年生の時に入塾してくれてその後大学受験まで9年間教えた生徒です。大学入学後も時々元気な姿を見せてくれます。卒塾性が来てくれるのは塾をやるものにとって至福の時です。一人忘れていました。最長者は小学1年生の時に入ってこれまた大学まで教えた生徒がいます。彼は12年間の在籍です。しかも今佐々木塾の講師をやってもらっています。彼との付き合いは15年になります。おそらくこれほど長く一塾に通う生徒はいないのではと推察します。これは佐々木塾が国語、算数のみならず、英語、古文、漢文、数学、理社も教えていることが要因だと思われます。高校生の数学は自分には無理ですが佐々木塾卒業生が講師として来てくれて乗り切っています。ほかの塾では考えられないような特徴を持つ佐々木塾。これからも「生徒さんの幸せに寄り添ってその幸せのお裾分けをいただき生きる励みにしたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。
2023年5月23日 18:18
大学入試問題国公立VS私立
「ある人が自分の時間をあなたの面倒を見るために使ったとすれば、その人が自分のためまたは他の誰かのためにできなかったことが生まれてしまう。あなたの頼み事は些細なことだと考えて自分をだますことは簡単だ。しかし忙しい人にとっては小さな頼み事など存在しない。自分のしていたことを中断して、あなたの頼みごとに専念して、それに応じるために時間をとらなけrばならないのだ。この行為に対しあなたその人感謝の意を込めたお礼状を出すべきだ。しかし実際はお礼状を出す人はひどく少ない。お礼状を出せば大勢の中であなたはきっと目立つだろう。」
また法政大の経済学部2016年「練習か遺伝子か」バイオリンをマスターするには1万時間の練習を要するとされるが、果たしてこれは本当か。音楽にふさわしい遺伝子を欠いていれば2万時間の練習も無意味だとする学者もいる。実は練習と音楽技能にはあまり関連性が見られないことを双子の実験を通して証明して見せたのである。筑波大や法政大のように良質な文章を選びそこから問題が作られるのであれば受験生側も
一方どうでもいいような文章を選んでいる大学も多い。代表的なところで言うと上智大学の総合人間学科2017年の2番「家が物語ること」この文章は場所がでアメリカの話なのかヨーロッパの話なのか分からない上に時代も現代なのか中世なのか絞り切れない散漫さだ。また早稲田の商学部2016年の2番「エスカレーターの正しい乗り方とは」エスカレーターは右の立つべきか左なのか。歩くべきなのか立ったままでいるべきなのか、イギリスは右側に立つことを推しすすめた最初の国だなどとどうでもいい文書に付き合わされつ受験生の身にもなってほしい。蘊蓄、小ネタ、トリビア的話などなにも受験会場で読ませなくともいいのではという気になってしまう。
片手間なマニアックな文章を選んでる先生は猛省してほしい。1年かけて受験生は準備をしているのだからそれに見合う問題を吟味するのが教師の務めだと思う。いろいろな大学の過去問を解いているが読後の感想でいい文だった思える文章を使っている大学は圧倒的に国公立が多い。総じて私立はつまらない問題が多い。文法とか熟語の問題にしても辞書を引いても出てないような問題はいったい何のためのテストなのかという疑問抱かざるをえない。問題作成者は死に物狂いで勉強している受験生に対峙した問題を作ってほしい。
2023年5月23日 18:12
英検2級必勝英作文
プリント(1)では10個の構文を伝えましたがこのプリントでは英検2級でよく出るトピックに絡ませて10個の構文の使用例を示していきます
1環境 環境問題は環境保護(environmental protection)の観点から公害(pollution)ごみ処理問題(garbage disposal),地球温暖化(global warming) といった重要テーマについては常に原因と対策を考えておきましょう。
またそれだけでなく3R(recycle, reuse, reduce)や自家発電(private power generation),電気自動車(electric car)中古品(second-hand goods)などの言葉も重要となってきます。
問 Some people say that it is difficult to reduce the amount of garbage we make. What do you think about it?
解答例 I don’t think that it is difficult to reduce the amount of garbage we make. I have two reasons.
First, technical advancement has made it easier to reduce garbage and recycle used products. More and more used materials are getting easier to be recycled and reused. Second, there is an environmental awareness among people. For example, the so-called “the 3Rs”, or reduce, reuse, and recycle. This awareness is good way to make great efforts to deal with these serious environmental problems. That is why I disagree that it is difficult to reduce the amount of garbage we make.
以上の解答例にはプリント(1)で暗記をおすすめした⑩,②,⑥,⑦を使っています。注意したいのは自分の知っている確実な単語、文法を使うことです。あいまいなものは使わないでください。上の文ではadvancement(進歩)を使っていますが、development, progressとかでも大丈夫です。
2教育 教育分野では早期の英語教育(early English education)をは締めとして留学(studying abroad)の是非、留学生(international student)や文理(literature and science)選択の増減など。それに関連してインターネット、携帯電話(cell phones)、電子書籍(an electronic book)の使用についてなど。さらには部活動
(club activities)ボランティア活動などに関連した幅広いトピックが扱われています。
問 These days sports club activities at some schools have become less popular. Do you think sports club activities are important in school education?
解答例 I think that sports activities are important in school education. I have two reasons. First, sports club activities develop a spirit of cooperation. Doing team sports such as soccer and baseball are a good way to talk to one another. It makes them create a desire to help one another.
Second, sports club activities develop mental strength among students when they are fighting. For instance, it is necessary to have strong determination when they keep trying to achieve their goals in spite of great difficulties. For these reasons, I believe that sports activities are important in school education.
以上の解答例ではプリント(1)から⑧,⑤,①を使っています。
2023年4月14日 14:50
論理エンジンって?(国語編)
基礎学力という言葉がある。数学なら計算力であり知識力(これまで解いた問題を何度も反復して解けるようになっている力のこと)いったものがすぐに思い浮かぶと思う。もちろんヒラメキも大事だが万人にその力が与えられているわけではない。差し当たって数学が強くなりたい人は計算力、知識力を高める努力をすればいいわけだ。では国語ではその基礎力とは一体何なのだろう?
漢字力か、語彙力か、はたまた文法かそれぞれに大事なことは否定できないが、ではそれを圧倒的に身につけたら国語の成績は上がるのか?答えはノーだ。我々の国語力は意識的に身につけたものではなく、これまで生きてきて自然に身についたものなのだ。それでこれまで何とか乗り切ってきたのだ。すべての教科の基本と言われている国語の基礎が何かもわからずに我々は過ごしてきた。教える側も(今国語の教師をしている人は高い国語力を自然に身につけた人だと考えられる)国語力を持つ人にももたない人にも一律に小説を読んで観賞したり、感想文を書いたり論説文を読んでの読解をしているのが現状である。九九のできない小学生に割り算を教えても時間の無駄だということは誰もがわかると思う。日本の国語教育はそれに近いことをやっているのだという思いをかねてから抱いてきた。
さて論理エンジンは国語力を意識的に身につけようという教材なのだ。国語の基礎とは論理的に読み、考え、書くという技能のことを言うのだということを出口氏は唱えている。論理とは日本語を一定の規則に従って使用することだ。日本語の規則を教えずに基礎力育成の効果は期待できない。さらに論理力の育成には使い方を習熟=身体化する必要があるのにそれがなおざりにされている。このふたつを、つまり日本語の規則とその習熟を教える側がしっかり認識し、教わる側も国語力を付けようという志が融合して真の国語力が身につくのだ。この思いを共有できる人是非佐々木塾に来て論理エンジンを一緒に勉強しましょう
2023年3月30日 14:51