月別 アーカイブ

HOME > 佐々木塾ブログ > 3ページ目

佐々木塾ブログ 3ページ目

論理エンジンって?(国語編)

 佐々木塾では「論理エンジン」という教材を国語、および英語に使っている。国語の「論理エンジン」は出口汪氏の開発した教材である。命名者も出口氏で、佐々木塾が英語の教材に対して名乗っていいのかその辺の詳しい法律的根拠はよくわからないがもう20年以上使っているので今更変えることもできない。前置きはさておき、ここではまず「論理エンジン国語」とは一体何なのかを改めて考えてみたい。そして「論理エンジン英語」にも次に触れていくつもりだ。

 基礎学力という言葉がある。数学なら計算力であり知識力(これまで解いた問題を何度も反復して解けるようになっている力のこと)いったものがすぐに思い浮かぶと思う。もちろんヒラメキも大事だが万人にその力が与えられているわけではない。差し当たって数学が強くなりたい人は計算力、知識力を高める努力をすればいいわけだ。では国語ではその基礎力とは一体何なのだろう?

漢字力か、語彙力か、はたまた文法かそれぞれに大事なことは否定できないが、ではそれを圧倒的に身につけたら国語の成績は上がるのか?答えはノーだ。我々の国語力は意識的に身につけたものではなく、これまで生きてきて自然に身についたものなのだ。それでこれまで何とか乗り切ってきたのだ。すべての教科の基本と言われている国語の基礎が何かもわからずに我々は過ごしてきた。教える側も(今国語の教師をしている人は高い国語力を自然に身につけた人だと考えられる)国語力を持つ人にももたない人にも一律に小説を読んで観賞したり、感想文を書いたり論説文を読んでの読解をしているのが現状である。九九のできない小学生に割り算を教えても時間の無駄だということは誰もがわかると思う。日本の国語教育はそれに近いことをやっているのだという思いをかねてから抱いてきた。

 さて論理エンジンは国語力を意識的に身につけようという教材なのだ。国語の基礎とは論理的に読み、考え、書くという技能のことを言うのだということを出口氏は唱えている。論理とは日本語を一定の規則に従って使用することだ。日本語の規則を教えずに基礎力育成の効果は期待できない。さらに論理力の育成には使い方を習熟=身体化する必要があるのにそれがなおざりにされている。このふたつを、つまり日本語の規則とその習熟を教える側がしっかり認識し、教わる側も国語力を付けようという志が融合して真の国語力が身につくのだ。この思いを共有できる人是非佐々木塾に来て論理エンジンを一緒に勉強しましょう

 

英文を正しく訳す

次の英文を見ていただきたい。 
Inventors and engineers also work  [like detecives <searching for clues> ] [ to solve the mysteries <hidden in nature and universe>].

本題に入る前に少々説明を。佐々木塾では [大かっこ]  ・<中かっこ>・ (小かっこ)・{微かっこ}というかっこを使って英文を読む。大かっこは主文の一部また主文を修飾、中かっこは大かっこ中の文の一部または、大かっこ内の文を修飾という具合に使っていく。さらにかっこには色を付ける、黒は名詞節又は名詞句、赤は形容詞節または形容詞句、青は副詞節または副詞句を表す。

さて上記本文は inventors and engineersがSで、workがVの1文型の文章でwork に二つの副詞句が修飾している文である。私はこれを生徒と一緒に訳す際 「to solve はwork でもclues でもどっちに修飾してもいいね。」と教えてしまった。つまりworkに修飾させるときは副詞句にclues修飾させるときは形容詞句ととらえられる。
例えば以下の文を見ていただきたい。

 He went to the park to play tennis .   このときto play tennisはwentを修飾する副詞句と考えるのが普通だが、parkを修飾する形容詞句と考えてもおかしくはない。私は冒頭の英文も同じように考えてしまったわけだ。しかしto solve をclues に修飾させるのと、workに修飾させるのは大違いだ。「発明家と技術者もまた自然と宇宙に隠された謎を解くために、手掛かりを追い求める刑事のように働く。」が正しい訳になる to solveをcluesに修飾させると、「発明家と技術者もまた、自然と宇宙に隠された謎を解くための手がかりを追い求める刑事のように働く。」となってしまい、刑事も自然や宇宙を解明しようとしているいうことになってしまう。

普通に考えれば、刑事が探しているのは事件の手がかりであって、けして宇宙や自然の謎でないことは明らかである。この誤訳を中3の生徒が指摘してきたのだ。自分の誤訳を恥じるとともに、この中3生の慧眼をうれしく思った。この生徒は本当の意味で佐々木塾のかっこ付けを理解してくれているのだと。「しっかりせねば」と、思う一方後継者が続いてくれていることが力強かった。


不合格で考えた

 今回は塾をやっているいる以上どうしても避けて通れない問題…不合格について考えたい。その前に引用したい文章がある。

 ”失敗してもいいからやってみよう”という失敗と、”絶対成功させてやる!”という気持ちのもとでの失敗は、全く別物だと思います。後者の失敗では大きなショックを味わいますが、そこから学ぶことは非常に大きいのです。西畠背順「教えてくれたのは植物でした」


 この引用の後者の場合、実は成功するよりも実りがあったのではとさえ私は思っている。これはあくまで死に物狂いで勉強して誰にもも後ろ指をさされない勉強をしてきたものだけに言えることではあるが。話を当塾の生徒C君に戻したい。彼はW中学を本命に置き、T中を抑えに今年の入試に臨んだ。W中学は2/1と2/3、T中は2/2に入試があった。W中学は当落線上で、T中は模試でも合格可能生が高いところにあった。2/1のW中学がだめで、さらに2/2のT中がだめとわかったとき、C君は大粒の涙を流したということだ。そして動揺したままW 中の2回目を受けそれも玉砕。結局今回の受験は0勝3敗という結果に終わってしまった。

 この経緯を知って私が思ったことは、あれだけ真面目に佐々木塾の授業を受けてくれ、宿題や課題など黙々とこなしてくれた可哀想だということだった。神も仏もいないのか。塾講師にあってはならぬ神頼み的なことまで考えてしまった。


 しかし冷静に考えたときこれは可哀想でも気の毒でも何でもない。C君にとってまたとない経験ができたのだと考えるようになった。これはC君がT中学を落ちたことを知ったとき大粒の涙を流したということがすべてを語ってくれる。私たちは”絶対に受かってやる”という思いからことを始めることがあるだろうか?案外落ちた時の予防をあらかじめ作って置いて、落ちた時のショックを和らげる策を講じたりしていないだろうか?そう大粒の涙が出てきたのは”絶対受かってやる”という気持ちが裏切られたからで人としてあまり体験しない種類のショックであると思う。

 後のないところまで自分を追い詰めて、その願いが報われなかったとき見える景色はどんなものだろう。そんなことを経験したことがない人にとっては「絶望の真っ暗闇」というかもしれない。でも本当は意外とぼんやりとではあるがうす暗い光が見えるのではないだろうか?全力を出し切った清々しさと次が与えられるなら今度こそという確かな決意。それが光となって見える気がする。だから「不合格」ということはこれで終わりなのではなく、次衛のステップと置き換えらるのかもしれない。歌の歌詞のような結論になってしまったが、「不合格」も決して気休めでなく悪くない経験だと思う。


2023年受験報告

 今年の受験もほぼ終わり結果も出そろった。今年佐々木塾は中学受験、高校受験が少なく、大学受験が大半を占めた。付属校からの内部進学もあったがほとんど一般受験での成績である。わずか10名(うち1人は内部進学)の精鋭で慶應はじめGMARCHなど20数校の大学に合格した。国立や早稲田はこれからなのでまだ上積みできるかもしれない。9名でこの実績は快挙である。もちろん佐々木塾が貢献できたのは英語と国語だけで残りの教科は本人たちの努力の成果のだがやはり佐々木塾在籍者がこれだけの成績を残してくれたことは喜ばしい限りである。

 しかし受験につきものの悲劇は今年も起こった。二浪男子である。目指すは医学部。最大の失敗は共通テスト出願日を忘れていて出願しなかったのである。出願受付は9月26日から10月6日であった。普通に高校や大手予備校に通っていれば周りの様子で間違うはずがないのだが、英語は佐々木塾、数学も個人塾でしかも個別指導を受けていたので他の生徒との接触もあまりない。つい出願期間を見過ごしてしまったのである。これは本人の不注意でもあるが塾側も声掛けぐらいはしなければいけなかったと反省したが後の祭りとはこのことだ。結局Sくんは来年の捲土重来を目指すことになった。なんとも気の毒な話である。

新しい単語で世の中の動きを知る

 gerotranscenence(老年的超越)という単語について書いているとき、「ターゲット」とか「システム英単語」に新しく掲載される単語は世の動きをよく表していると感じた。ここではそういう単語を見直してみたい。

 医学用語ではdementia(認知症)、obesity(肥満)、osteoporosis(骨粗鬆症)、longevity(長寿)、chronic(慢性)genetic(遺伝子の),examinee,subject(被験者)、placebo(偽薬)

 宇宙関係ではspace junk,space debris(宇宙ゴミ)、orbit(軌道)altitude(高度),collision(衝突) 情報化社会関係ではanonimity(匿名性)、Facebook entry(フェイスブックの記事)、big data(人間では全体を把握することが難しい巨大なデータ群)pull out a smartphone(スマホを取り出す)

 コロナ関連用語ではpandemic(世界的大流行病)、epidemic(流行病)、cluster(集団)、immunity(免疫力)infection(感染症)

  社会問題ではself-driving vehicle(自動運転車)、driverless car(無人自動車)、trafific intersection(交差点)、traffic jums(交通渋滞)、artificial intelligence(A I・人工知能)

 男女関係ではseretonin(セレトニン・神経伝達物質)、oxytocin(オキシトシン・愛情ホルモン)、cerebral cortex(大脳皮質)、hippocampus(海馬)、fidget(ごそごそする),bullying(いじめ)

 上記の単語のほかにもコミュニケーション、移民、スマホ、環境問題、などにも独特の単語がある。ターゲットやシステム英単語7訂版に加わるかもしれないし既に載っているものもある。英語の長文は一昔前なら「定番もの」の英文が使われ何度も入試に使われていた。ところが最新の入試では「定番もの」は姿を消し、英字新聞、最新の学術論文の出題が激増中である。
だから現在進行中の話題を知るには大学受験の英語長文を追いかければ今の世界を知ることができる。単語もそれに合わせ回転が速くなっている。「定番もの」が幅を利かせていた長文と今の長文どちらに軍配が上がるのかは一概に言えないことだが使える英語を目指す今には英字新聞や、学術論文があっているのいるのかもしれない。


佐々木塾英文読解法

 佐々木塾の英語の授業の特徴の一つは3色ボールペンを使うということだ。この方法は私が編み出した英語読解法でほかにこの方法を使っている人あるいは組織を知らない。齋藤孝さんの本にも「三色ボールペンで読む日本語」いう本があるが、彼のは日本語の文章の読書法で、大事に赤・まあ大事に青・面白いに緑をつけていくものである。私のは英英語の文章に、名詞句と節に黒、形容詞句と節に赤、副詞句と節に青のかっこを付けていくものだ。この方式で何十年にもわたって生徒たちの絶大なる信頼と人気を誇ってきたが、ただ一つ欠点があった。それはボールペンは一度引くと消せないということだ。青だと思っていたものが赤だったり、ここまでと思ってかっこを閉じたら、閉じるところずっと先だったり。生徒によっては一枚のプリントがグシャグシャで大変醜いものになってしまうことが多々あった。


 ところが、何年前だろうか?パイロットからフリクションという消せるボールペンが発売された。CMなんかで宣伝されたのを見たことがあるが消えたところであとが残って汚くなるんだろうくらいにしか思わず気にも留めていなかった。ところが生徒の一人が筆箱にフリクションを何色も入れて使っていた。それをちょっと借りて使ってみると勝手がいい。ボールペンの頭にあるラバー部分でこするとほとんど跡形もなく消える。1つ注意が必要なのは汚れたラバーだと黒いしみが残るので、ラバー部分を白くに保っておくことが肝要だ。ともかくこれを生徒に貸して使ってもらうと英語の授業がなぜか今までと違う気さえしてくる。生徒は間違えた時にラバーを使うわけだが、その時になぜこれは赤ではなく黒なのかを印象に残るよう説明する。これが効くのだ。


 こうやって三色で引いた後和訳をしてもらうと、さてどうだ和訳が実にスムーズになされるのである。何も引かれていない英文を読むのと、3色で引かれた英文の和訳のスピードと正確さはこれは決定的なものだ。齋藤孝さんは真っ新な本にボールペンで線を引くには勇気がいると確か書かれていたが,佐々木塾英文三色分けには勇気ではなく正しい文法力が必要になる。生徒によっては英文読解と文法は別の教科ぐらいに思っている子もいるくらいで、とかく文章の読解と文法はこれまで直接かかわりを持たずという具合だった。しかし佐々木塾三色分けだと色付けを間違わないために文法の授業にも力を注ぐという効果を引き出すようになったと思う。英文を読むことと文法が有機的に繋がり始めるのである。

 この文だけ読んでいても何を言っているのか呑み込めない方はぜひ佐々木塾の体験授業を受けていただきたい。受けていただけばここに書いたことが腑に落ちると思う。今年から入塾を決めてくれた中高生には消える3色ボールペンをプレゼントしようかなと考えているところである。詳細は追って発表の予定だ。



gerotranscendence

 年末にテレビを見ていたら加山雄三氏がコンサート活動をやめるそうな。豪華客船でのコンサートが最後になるとのこと(その後紅白に出てそれがほんとの最後になった)。その際彼の口からは「感謝」「感謝」と何度もいい手を合わせる姿が印象に残った。

 それを見てふと思い出したのが戸叶医科大学の過去問題(2016年)に出てくるgerotranscendenceという単語訳注が出ていて「老年的超越」と訳すようだ。gero は老年transcendence超越、優越の意味なので老年的超越と訳すのは納得できる。少し訳してみる。

 老化―誰もそれを避けることができない。100歳を越える年齢の老人たちに対する最近の調査によって、85歳を越える老人たちは、体の機能が衰えて社会的つながりも希薄になるにもかかわらず、老化を受け入れ自分たちの内的な満足を実現することで、、幸福感を増すことができると分かった。「老年的超越」と呼ばれるこの取り組みはますます注目を集めつつある。

 「私は自然に生きたい。自然こそがあるべき道だ。私は何度も何度も、ものを覚えては忘れたものだが、今はさらにもっと物事を忘れやすくなったように思える。私は年を取りたくないが、それは全く自然の一部なのだ」と当時世界最高齢だったAさんの言葉である。

 また慶応のある教授は100歳を越える老人たち800人以上に対する調査を行って言った。「調査対象者の多くは感謝の気持ちを失わず、いつも前向きで、老化の過程を自然なものととして受け入れている。Aさんはそうした考えの典型だった」

 この現象―そこでは老人たちは全くの合理的、自己中心的な観点から解放され、自然とつながっていると感じ、ろうかをうけいれるようになるーはスウェーデンの社会学者によって、「老年的超越」と名付けられた。それは高齢者の幸福感につながるものだと慶応の教授は言った。

 さて加山雄三氏は85歳であるとのことだ、「老年的超越」の年齢に入っている。自分にはその年齢は先だがgerotranscendanceという単語が「ターゲット」「シス単」(受験生必携の単語帳)に現れるのもそう遠いことではない気がすると思いながらて加山氏の映像を見た。

あけましておめでとうございます

 今年の年賀状をそのまま載せます

年あけましておめでとうございます。 今年は松の内に賀状をしたためている。これは本当に久しぶりのことでいつ以来か思い出せないほどだ★去年の報告を。自転車は8500㌔20年続けてきた1万㌔をとうとうクリアーできなかった。猛暑、雨、旅行そして衰えなどが重なって距離を稼げなかった。無念。来年こそ。だが明るい話題もある。10月に大学の同級生3人で富山湾岸自転車道を走ってきた。落雷に遭遇したりで天気には恵まれなかったが、三者三様の個性で気ままに走れた。今後の自信にもつながった★妻の着物三昧も熱を帯びてきた。500円の古着を大胆リフォーム。なかなか男には発想できない柔軟さだ。京都にもそれを着て行った。イスラエル人のヨラムさん経営の日本酒バーで久しぶりに彼にお会いした★去年の賀状に「なぜ勉強するのか」という保護者からの質問に「一年考えてみる」と記した。池上彰、弘中平助氏などのそれらしき本を購入してみたが気づかされたのは「自分で考えることの大切さ」だった★一年越しの解答。今多くの大人はこの手の質問に答えて「自分のためだ」と答える。「お国のため」「一家一族」のためでなくなったのはよいが,子供は「自分のためでならやんない。めんどいし」と考えてしまう。が、今の若者はボランティア活動になると力を発揮する。ここにヒントがある★「勉強は自分のためではなく人のためにするのだ」我々は何かを「受け継ぎ」そしてそれを次の誰かに「手渡す」ことを営々と行ってきたのではないか?過去の人をリスペクトし未来の人にイクスペクトを寄せる。自分は何を「受け継ぎ」それをどう「手渡す」か?我々教える側はそのお手伝いということだ。さらに考えたい。207-0002東京都東大和市湖畔2‐325‐22 佐々木隆            


英検と小学生

 今年も英検が行われた。
 小学生で英検の3級以上を挑戦しようという子はたいていリスニングには自信を持っている子が多い。文法はいまいちでも単語、熟語を暗記すればリーディングはなんとか行けそうである。問題が素直でひっかけで落とそうというような意地悪な問題はない。残るはライティングである。字数も制限されていて書く内容も指示通りでなければ0点となる可能性すらあるが、何とか小学生でも書ける英作文をと考えテンプレートを作ってみた。結果は大成功。中学生にも同じものを教えたところ満点続出だった。

 その一部を紹介したい。 Where do you want to go next summer?これが今回出された問題。 What country do you want to go in the future?を過去問として事前にやっておいたのもよかった。先ずオーム返しに I want to go to the sea next summer.次にThis is because
を使う。このときBecauseで始めないことだ。そしてThis is because I like to swim in the sea.次にAlso出つなぎIt is fun(または形容詞) for+人+to不定詞で書く。Also,it is fun for me to eat lunch with my family by the sea.(35語)(that is why I would like to go to the sea next summer)最後の締めの文は字数オーバーになるので要らない。字数がオーバーしても原典とはならないと書いてあるが、指示通りに書くのが無難だ。3級だとたぶんこれで満点だと思う。

 今回もう一人準2級に小学生が挑戦した。しかし結果は不合格だった。リーディングとリスニングは合格点に達しているのにライティングが届かなかった。3級では簡単にできたライティング対策は準2級ではできなかった。準2級は50~60語が目安でほかの読解などとの兼ね合いからおそらく15分ほどで書き上げねばならない.例えばEarly education should be made for children?という問題で日本語でも即答できるかと言うと相当に難しい。準2級は{英語力+日本語で考える力」が必要で、与えられたトピックに対し説得力ある内容を考えつきそれを英語で書き表さないといけない。これを小学生にどう乗り越えさせるのか?難しい。しかしここであきらめていてはプロが廃る。次回英検までに小学生でも書ける英検準2級のテンプレートを作りまたこのブログで紹介したいと思っている。乞うご期待といったところである。

うれしい知らせが飛び込んできました

 先週今年第一号の合格の知らせが飛び込んできた。合格した大学は立教大学理学部数学科で受験方法はアスリート選抜入試とのこと。このアスリート選抜入試は立教のホームページによれば 1本学への入学を強く希望し入学後学業とスポーツ活動を両立させる強い意欲を持つもの  2高校2年までの評定平均が3.5以上で、志望する学科の評定平均が4.2以上もの  3募集競技種目において本学が指定する成績を収めているもの  4英語資格を有するもの

 以上のような厳しい出願資格を突破して今回合格を勝ち取ったのはMKさんだ。彼女は水泳をやっており中高を通して都大会などで目覚ましい成績を上げてきたと聞いている。佐々木塾には英語の実力をつけたくて通っておられた。その英語を生かして合格してほしかったがそれはかなわなかった。高2の頃はこちらからの指示があまり守れず単語テストなどあまりはかばかしくはなかったが、高3になり自覚も生まれてきたのかメキメキ力をつけてきたように思われる。佐々木塾の特徴である5文型と3色のかっこ付けもかなり理解しておられたのでこれからは文法と、長文を速く読めることに軸足を変え始めた矢先にこの合格が届いた。

 これで英語の学習が終わりになったわけではないしむしろこれからのほうが一層大事なると思われる。佐々木塾では受験勉強は終わりにして、英検にその狙いを変えていくことにした。卒業までに是非2級を合格を果たしてほしい。もう少し詳しく書きたいがとりあえず合格速報としてこのブログを載せる。MKさんおめでとう。立教でも頑張ってください。


<<前のページへ12345678910

100件以降の記事はアーカイブからご覧いただけます。

無料体験授業 まずは、是非一度無料体験にお越しください。
042-572-9819
メールでのお問い合わせはこちら