佐々木塾ブログ

2021年受験報告

 今年の目玉は帯広畜産大学獣医学部合格だ。酪農学園の獣医学部にも合格している。この生徒は札幌の知り合いの娘さんで札幌一の名門高校札幌南に通っている。コロナ禍の副産物と言えるものだが彼女と直接会ったことはない。オンラインを通しての授業だけだったがよく頑張ってくれたと思っている共通テストも9割突破。引き受けた去年の9月は英語が苦手で浪人も覚悟しているとのお母さまのコメントであったが短期間でよく実力をつけられたと驚いている。去年の金沢大医学部に続いて医学系の女子の活躍が佐々木塾でも起きている。将来は動物園の獣医をしたいとのこと旭川にいい動物園もあるしそんなところで活躍してくれるのだろう。

 また去年と同じことを書くのだが、合格報告を書いていつも思うことだが「できる子を集めて上位校に合格させる」のは「できない子を中堅校に合格させる」ほど難しくはないということだ。佐々木塾の存在価値があるとすればあまりできない子の学力を引き上げて、その子を合格に導くことだと信じている。そういう子を合格に導いても、この合格一欄に記すときは単に〇〇大学とだけしか書いていない。それからその子が血のにじむような努力をわかってやってくれと言っても土台無理な話である。これを知っているのは本人と家族と私だけかもしれない。誰も知らないことにも価値のあるものがあることを伝えたい。

 また今年合格の二文字を手中に収めきれなかった人もいる。これには〇〇さえ記すこともできない。それでもドル臆したことは認めてあげたい。受かる人とそうでない人がいるそれは当たり前のことで受験とはそういうものだと言ってしまえばそれまでだが、「うまくいかなかったからこそ拓ける人生がある」これまで志望校に合格できず顔面を殴られたような気分を味わいそこから逆転を果たした人を何人も見ている「禍福はあざなえる縄のごとし」というのは真理だと思う。この二つの格言を今年不首尾だった人に捧げたい。

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