佐々木塾ブログ

緊急事態宣言雑感

 この閉塞感の中で考えたことを少し書いておきたい。ご承知のカもおられると思うが私は20年来の自転車愛好家である。毎年1万キロを走ることを自分に義務付けてすでに10年以上。健康に関してはすこぶる快調である。今の緊急事態宣言下で最も有効な乗り物は自転車だ。私なら仮に緊急の用事ができて出かける必要が起きた時往復100キロ以下なら自転車で出かける。日ごろ乗り慣れていない人でも往復20キロ程度なら自転車で出かけてもらいたい。今まで点でしかつながっていなかった町が線でつながる。新しい発見に驚かれることだろう。今しきりに言われている3密も皆無だし何よりこの季節快適この上ない。

 自転車はハード面で最近かなり見直されてはいるがまだまだ気軽にとめられる自転車スタンド(しまなみ海道沿いの店にあるような簡易なものでいい)がもっとあればといつも願わざるえなさい。ソフト面はまだまだだ。前を自転車が走っていれば抜くものと心得ているドライバー、左折するため一時停止をしているときほんの数メートルぶつかるというのにそれを無視して曲がるドライバー。こちらは急ブレーキ。「自転車もすぐには止まれないのだよ」。これを機に自転車に対する認識が少し変わってくれないかなと思う。そういえば最近よく見られるようになったUber Eats自転車の有効利用だと思う。自分もやってみたい欲求に駆られてしまう。自転車に乗ってお金が入るんだから。

 次に安倍首相のマスクだ。アベノマスクと言われ世間では揶揄、酷評されている、やはり人の好意はありがたく受け取るのが筋だ。山中伸弥氏のような人格者が配るのならみんなありがたく受け取ったと思うが、嘘つき人格を疑われるような人がやると何をしてもケチを付けられる。ただそういう人を首相にいただいている国民も哀れだ。安倍首相には日ごろの行動、言動を反省してもらいありがたく受け取ろうではありませんか。

 もう一つ今回の騒ぎで気になったことがある。それは英語だ。クラスターとかオーバーシューティング、パンディミック、エクセレント ワーカーなどの言葉が飛び交っている。clusterを辞書で引いても集団という意味しかなく、世間で使われているような集団感染の意味はない。新型コロナ専門会議の人が最初に使っていたと思うが、もし使うならcluster epidemicと言うべきだろう。英語を教えるものとして正しい言葉が広がるのはいいが間違え、不十分は困る。医者の間ではそういう意味に使われるのかもしれないが、これを昨日までこの言葉を知らなかった人が使う。覚えたての言葉だから心がこもらないことおびただしい。集団感染という言葉ではなぜダメなのだろうか。

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