佐々木塾ブログ

過去問研究 大阪大学(理系)英語

大阪大学の過去問は安定している。読解2題、英作文2題がここ10年続いている。
読解のうち1題は英文和訳のみ、もう1題は長文読解の総合問題(500語~700語)。
英作文のうち1題は自由英作文、もう一題は和文英訳という構成である。
今回は2005年の英作文Ⅳを取り上げたい。

Ⅳ次の日本文(A)と(B)の意味を英語で表しなさい。
(A)私たちは電話やファックスや電子メールで一瞬のうちに他人から連絡を受ける
ことに慣れてしまったので、手書きのメモはかえって新鮮だ。誰かが時間や考え
や努力をついやして、個人的な温かみを添えようとしたことが分かろうというものだ

まず「~ので」に対してはbecause、「かえって新鮮だ」はall the fresher ~becauseをつかうことにする。
その他は「慣れてしまったので」 so accustomed to ~ing 「電話,ファックス、Eメールで」by phone,fax,or e-mail  
「一瞬のうちに」in a secondなどを使うと
 Beause we are accustomed to being received messages by phone,fax,or e-mail in a second, notes written by hand
give us all the fresher feeling.

次の文は「分かろうというものだ」 We can see that~  「個人的な温かみ」heart-warming feeling
「添えようとする」add A to B

 We can see that someone took a lot of time, thought hard,and made a lot of effort to try to add heart-warming feeling to them. 

という答えを出してみた。
要は日本文を自分の知っている語彙の中に囲い込んで、その中で書いていくようにすることである。
英文としては若干原文より無味乾燥になってしまうがそれは仕方ないことなのかもしれない。
減点されないように細心の注意を払いたい。
大阪大学の過去問は大変よく練られた問題だと思う。一部の私大のように運がなければ解けない問題とは違い
受験生が勉強すればするほど点数に結びつく努力が裏切らない問題であると感じられる。
大学の良心がうかがえるどこかほっとする問題だ。


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