佐々木塾は20年以上、英検の準会場を務め、地域の子どもたちが安心して受検できるよう尽力してきました。英検が進学や資格取得に大きな意味を持つことは十分理解しています。だからこそ、協会には感謝すべき面もあります。
しかし、その一方で、どうしても納得できない仕組みや対応が存在するのも事実です。本音を言えば、私は英検協会に対して強い不信感を抱いています。ここでは代表的な3つの問題点を挙げます。
① 受検料の二重取りのような対応
あるとき、準2級と2級を間違えて申し込んでしまいました。差額の支払いで済むと思っていましたが、結果は準2級の受検料全額+2級の受検料全額の請求。二重払いとなり、受験者側にとってあまりに不合理でした。
② 二次試験のみでもフル料金
3級以上は一次と二次に分かれています。一次に合格し二次で不合格になった場合、二次だけ再受験できますが、受検料は一律です。一次を受けないのに割引がないのは、受験者の立場からすると納得しがたい仕組みです。
③ 合格証明書の発行手続きの不備
ある生徒が合格証明書を必要とした際、電話が繋がらず発行できませんでした。進学や就職に直結する重要な書類であるだけに、このような対応は受験生や保護者に大きな不安を与えます。
私は20年以上協力してきた立場だからこそ、単なる愚痴ではなく「改善を求める声」としてお伝えしています。英検は子どもたちにとって大きな目標であり、将来を切り拓くための大切な資格です。その役割を守るためにも、協会には受験者に寄り添った誠実な運営を強く望みます。
佐々木塾はこれからも生徒の努力を全力で支えます。そして同時に、不合理な仕組みには声を上げ続けます。それが教育者としての責任だと考えています。