前回に引き続きのテーマですが、今回は主に佐々木塾での国語指導をご紹介します!
1大手塾の「国語」学習はどうなっている?
多くの大手塾では、国語は「中学受験」の科目として扱われることがほとんどです。そのため、限られた時間の中で、膨大な量の文章を早く正確に読み解く訓練に重点が置かれます。具体的には、読解問題の演習を繰り返し行い、設問に対して適切な答えを導き出すためのテクニックやパターンを習得することが目標になります。これは、短期間で成果を出すためには有効な方法かもしれません。しかし、文章の背景や登場人物の心情を深く読み取る「精読」の時間は十分に取れず、子どもたちは「なぜこの答えになるのか」を深く考える力を養う場を失ってしまいがちです。
2佐々木塾が大切にしている、「一生ものの精読体験」
佐々木塾では、子どもたちに「人生で最初の精読体験」をしてもらうことを大切にしています。
音読とノート作り
低学年では『さとるのじてんしゃ』『ぼくときどきぶた』『ももちゃんとあかねちゃん』、高学年になると『気まぐれロボット』『小さな町の風景』『ニングルの森』などを教材に使います。
授業の流れはとてもシンプルです。
1声に出して読む(音読)
2自分なりのまとめを書く(個々のまとめ)
3先生と一緒に整理し、全体像をつかむ(まとめの深化)
4章の終わるごとに章のまとめ(全体のまとめ)
こうして積み重ねていくうちに、それは「世界に一つだけの読書の記録」となります。子どもにとっては宝箱のような存在になり、振り返れば「自分がここまで考えられるようになったんだ」と自信につながります。
個別指導だからこそできること
学校や大手の集団塾では、時間の都合もあり「音読」や「自分なりのまとめ」をじっくり行うことは難しいものです。佐々木塾では1対1だからこそ、生徒一人ひとりのペースに合わせて、丁寧に読みを深め、読み取ったことを先生と対話を通して理解を整理することができます。
3精読は未来の学びの土台に
ただ文字を追うのではなく、作品の背景や登場人物の心の動きまで丁寧に読み取る経験は、国語力の土台となり、中学・高校での本格的な読解学習にも直結します。
「読めば読むほど世界が広がる」―そんな経験をお子さんに届けたい。それが佐々木塾の願いです。
4本物の「読解力」を育てる
当塾の学びは、単なる「点数を取るための技術」にとどまりません。お子さんの人生を豊かにする「本質的な読解力」と「思考力」を育むことを目的としています。これは、将来、どのような分野に進んだとしても、必ず役立つ一生ものの財産となります。