慶応大学環境情報AO入試(その1)

佐々木塾では2009年に、慶応大学環境情報学部AO入試の合格者を出しました。彼の勉強方をお伝えします。これまでにも慶応大学には一般受験で何名も合格者を輩出してきましたが、彼(中園翔君)の特異な勉強法をお伝えします。

彼は高3になって(高2のときもでしたが)高校生を対象とした作文、エッセイ、哲学論文などのコンクールにせっせと応募し続けました。そのうちのいくつか は入賞し、毎日新聞主催の作文コンクールでは入賞し、哲学オリンピックでは銀メダルを獲得というようなキャリアを積み重ねていきました。

3年 の夏休み過ぎに慶応大学環境情報学科は今時分のやりたいことを受け入れてくれそうな学部なので、AOI受験したいという相談を私にしてきました。私なりの 考えでは彼のような人こそAO受験で行くべきだと思いましたので、その推薦状を書くことも快く引き受けました。多分彼なら合格間違いなしだろうと思いながら。

しかし、1回目のAOは(実は慶應大学環境情報学科は2回AO入試を実施しています)不合格でした。私はかなりショックでしたが本人は

「AOなんて宝くじみたいなもんですから、落ちてくよくよするではなく一般受験に向けて頑張ります」

と言い。その日からは一般入試へ向けた準備へと取り掛かったものでした。

それまでAOにのみ目が向けられていたので、彼の得意な国語はともかく英語は単語が人より劣るのではないかとみていました。しかし過去問を解いてもらうと、 MARCHレベルの英語の問題はほとんど8割を超える正解率です。なぜあの単語力(Z会の速読英単語が6割程度しか分かっていませ)でここまで読み取れるのか私には不思議でした。それを本人に聞くと「内容が類推できる」からといいます。

つまり「この文脈なら次はこの展開になることが予想出来るでそれに そって読んでいっているだけです。MARCHレベルなら大体解ける思います。ただ早稲田、慶應は心配ですけど」驚く私を尻目にいたって涼しい返事でした。

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